刃付け

実際の切れ味をつくるのは研ぎ職の仕事です。研磨は荒いものから細かな砥石に変えて、刃を研いでいきます。ここでは、多量の水を流して作業を行い、研磨で刃の温度が上昇によって刃の硬度が落ちないようにします。 刃角・刃先の研ぎ目の細かさ・歪みの取り方は切れ味を大きく左右します。そのため、荒研ぎから仕上げまで各工程の間に、絶えず歪み取りに神経を使う過酷な作業が続きます。高級品を作るのに平均30工程以上をかける刃付け職人も珍しくありません。最後に手引きで研ぎを仕上げます。

刃付け

 

本霞仕上げでは、天然砥石の粉をゴム片につけて地金をこすり、霞がかかったように曇らせます。 この霞仕上げは高級包丁によく見られます。

次に仕上げの工程、柄付けに進みます。

次へ weiter